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風邪(かぜ)が5類感染症になりました(R7年6月2日)
長年、感染症対策にかかわってきたので、つい気になりました。
令和7年4月7日より、感染症法の5類感染症に急性呼吸器感染症(ARI)が加わりました。急性呼吸器感染症とは、感染症による急性の上気道炎(鼻炎、咽頭炎、中耳炎など)や下気道炎(気管支炎、肺炎など)のことですが、この中には普通感冒(いわゆる風邪)も含まれます。
急性呼吸器感染症は、咳やくしゃみなどで周りの人にうつりやすいのが特徴です。新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえて、このような感染症の流行を把握することや未知の呼吸器感染症が発生した場合に迅速に探知することができるように5類感染症に位置づけられることになりました。
昔から「風邪は万病のもと」といわれてます。ただの風邪と思っても、もしかすると重篤な病気が隠れているかもしれません。また、軽い鼻かぜでも長引くとせき喘息に移行したり、高齢者施設内で感染が広がると肺炎患者が出たりします。「たかが風邪」とは考えずにしっかり対応したいものです。先ずは、日ごろから養生して風邪をひかない体づくりを心がけましょう。
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